２ケツと部屋番号

清水さん

忠別川を下ったことで、ある自信が出来た

それは

チンしても大丈夫

ということです

忠別川は厳しいお父さんの様な川だが
美瑛川は美しいお母さんのような川だ(中流域のみ）

チンしてもやさしく包み込んでくれる

沈ポイントもかなり明確になってきたので
いまでは笑って水抜きしている

大丈夫！大丈夫！が
だあーいじょうぶ、だあーいじょうぶ
になった

今日のしみずさんも
一度目の小枝にバランスを崩され
連続して２度目の小枝に突っ込み母なる羊水に
つかることになった

同姓の僕が言うのも変だけど
チンすることですっきりとしたいい男になった

日光浴をしながら余裕の出てきた清水さんと下る

日程がきついので今日のうちに旭川を出なくてはいけない

そのため休憩なしで下った

まんぞくしてくれただろうか？
最初のチンがなければ
たいしたインパクトのないイベントになったのかもしれない

そんな疑問を抱えてゴールした後
バイクで２人乗りになり
スタート地点まで走った

初夏の空気と美瑛の景色に感動した
清水さんもスピードを落として四国には
あまりないだろう
スケールのでっかい景色に見入っている

カヌーのゴール地点を決めないで
一人で下っていたときのことを思いだした

とぼとぼとあるいて
近くのJRを探して
単線のレールを眺めながらつぶす時間が好きだ

この景色もカヌーの一部

旭川に帰って
お勧めのラーメン屋にいっしょにいって
「今日の写真はｳﾁに送っておくよ」(防水うつるんです）
といったときに
宿帳には書かなかった部屋番号をくれた