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どろっとしたなにか

NHKへようこそ!っていうライトノベルを読みましたよっと

人生にはいつも短期的または中長期的な問題があって、それを
なんとか解き続けていくうちにあっという間に年をとってしまうのでありましょう
問題のなかでも強いのは将来に対する不安とかいうやつで、対抗策として
貯金をしたり国民年金を払ったり賢い子供を育てたりするのだけれど
そんなことがすでに中長期的な解決方法だったりするので
「 やった!将来の不安という問題を解決したぞ! 」って声はあまり聞いたことがない
年金はいつもらえるかはっきりしないし、子供は突然ニートになるかもしれないし
お金は無限にためられるしつかっちゃうことも多いので安心するってことがない

でもまあそれがあたりまえなのかな、人間は常に不安なのだと
そうあきらめながらにする毎日の軽労働はすがすがしいものがありますが
もし、22歳で部屋にこもりきっていたならば当然のように頭が狂い
ライトノベルを書いて大もうけしてやるぜーーーーー!!!と
とんでもない方向に針がふれちゃったかのように書かれた大変面白い小説でした

いやあ、100円で買ったのが申し訳なくなるくらい作者のどろっっとした
尻子球のつまった作品でこれを読み終えたのが朝のJR内

かえりのJRでは夏目漱石の短編「 文鳥 」をよみました
文鳥を飼う→忙しくて世話できない→メイドも世話をするのを忘れる→文鳥死んで激怒
というあらすじなんだけど、16歳のメイドにブチギレる漱石が痛々しくて
読後感最悪の作品、なんだこれ
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