10月30日
郵便局の説明会があるので旭川へ
午前中に説明は終わり美瑛に戻りビールを仕入れに行く
そのときうちの前に自動販売機をおきたいという話になった
知り合いの業者がいるらしい
「いや、自分でやってみたいんですよー」といったら全力でとめられた
業者からリベートでももらうために止めているのかなあと思ったが
自動販売機の壊れやすさや、犯罪の防止のむずかしさなど
せまってくるような話しっぷりだった
ちょっと浮かれていただけに
この話はショックだった
Mさんにお金をもらいに行くと
明日
といわれる
Mさんはここのところほとんど外に出ずにゲームばかりしている
59歳だ
目から生気が抜け落ちていて、体も調子が悪いらしい
これはやばいとおもった
バイトの終わったKさんとMさんの話をする
どうやらMさんはもう住所不定の状態らしい
人生で初めて邂逅したそういう人だったのだ
自動販売機とあわせてひどいショックを受ける
店を開ける気力がなく
電気を付けてただぼおっとしているとご新規らしいお客さんが来た
本当に申し訳なかったけれどお断りした
自動販売機の何本分の売り上げも同時になくしてしまっているのだ
風呂に入りに行きこういうときはつらいときを思い出す
そのときの僕が「代わってくれ」というが即答でおことわる
出ると雪が降っていた
31日、居酒屋最終日
寒気がきている
0度を下回ったときに作動するサーモスタッドをつけた
熱線を水道管に巻きつける
4時を回ってお客さんがきた
準備はしていたので特に難しいことはない
日本シリーズをみにきてくれた地元のお客さんと
ハロウィンのかっこをした甥っ子たちがきてくれてうれしい
Mさんにあったときにお金の話をすると
明日
ということだった
その日は1時30分までにぎわう
ありがたい、シーズンのラストにいい思い出になりました
1日
雪で真っ白になっていた
スタッドレスに履き替える
Mさんと話をすると
お金を知り合いから送ってもらうからちょっと待ってほしい
と言い出した
そんなお金で続くはずがない、でていってくれという
他に行くところがないとあたまを下げられる
僕はMさんの肩をつかみ精一杯の力を込めて
こっちがやばくなるからでていってくれ
といった
がんばること
それを僕に教えてくれた人たちに
ひたすらありがとう
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